あなたが生まれた日

 

8月23日。あなたが生まれた日。日差しが刺すように痛く暑いこの頃に大きな泣き声をあげて生まれたのかと思うとすごく胸が暖かくなる。

あなたを好きにならなければ8月23日はどうってことない普通の日だったと思うと少し怖い。だけど今は、何よりも特別な日になっている。

 

大昇くん、21歳のお誕生日おめでとう。

わたしはあなたを見つけるのにちょっとだけ時間がかかっちゃったから「もう21歳なんだね」なんてことは簡単に言えなくて。ちょっぴり切ないけど、一年ってすごくあっという間だなとは思う。

 

大昇くんにとって20歳の1年はどんな一年になったのかな。なりたくないと切に願ってた20歳はどうだった?20歳になってよかったと少しでも思えたのかな。こんなもんかよ〜なんにも変わんね〜って思ったのかな。たったの1歳かもしれないけど、心は子どものままなのに、歳だけを重ねている気がしてしまう年だったよね。まだ子どもでいたいのに、周りには責任や「大人らしさ」を求められたりする苦しい年。なんでなりたくなかったのかは大昇くんにしかわからないけど、大昇くんが20歳になりたくなかったという気持ちを持っていたことはわたしの心の片隅にずっとあると思う。

 

 

20歳のお誕生日はサマステでお誕生日公演をやったよね。

20歳になるのが嫌すぎて眠れなかったと言った日に覚悟をはらんだ力強い眼差しで歌っていた大昇くんのこと、きっとこの先もずっと覚えてる。夏の匂いが好きだと楽しそうに語ってたこと、ファンの子達が掲げた黄色いろうそくを嬉しそうにふーっと消していたこと、写真撮ろうよ!と思い出の1ページにしまおうとしてくれていたこと、どれも20歳になるのが嫌だと言ってる人には見えなかった。

 

秋は演舞場、御園座で少年たち。パワーアップした姿は本当に頼もしくてかっこよかった。普段はあんなにもふわふわしていて物腰柔らかい人なのに、舞台の上に立つとこんなにも変わるんだと衝撃を受けた。そして、この人は舞台に立つ人なんだと改めて思った。

 

冬は東京ドームでカウントダウンコンサート、帝劇ではジャニーズワールド。東京ドームに堂々と立ち、自己紹介はせずに「皆さんどうか、僕たち、美 少年の顔と名前覚えていってください」と叫んでいた大昇くんはあの場にいる誰よりもかっこよかったし、いつかの裸の少年のDVDで「美 少年はもうひとつの名字」と言っていたように、本当に彼は美 少年を背負っているんだなと思った。

カウントダウンコンサートを終えると休む間もなく、ジャニーズワールドが始まった。帝劇に立つ大昇くんを見るのは初めてでとってもわくわくしたことを昨日のことのように覚えてる。眩しい光に包まれて歌い踊る大昇くんは本当にかっこよかった。後輩の子たちともたくさん関わるようになってきたのもこのぐらいからなのかな。

そんな中、ラヴィット!のシーズンレギュラーもやったよね。舞台もあって大変だったのか体調を崩してしまって、ラヴィット!レギュラー初回放送も人生で一度きりの成人式にも出られなかった。あの日のことを思うと、大昇くんの立場に立つと、今でもなんとも居た堪れない気持ちになる。だから、大昇くんから「成人式」というワードが出るだけで胸がちくちくするようになった。体調不良もなんとか回復して、レギュラーにも戻って来た。大昇くんの姿が見えたあの日はすごく安心した。それから、一度も欠けることなくいつもの席に、毎朝8時に、必ずそこに大昇くんはいて。わたしはその姿に何度助けられたかわからない。忙しくて心を失いそうになる時、いつだって大昇くんはそばにいる。

美味しいご飯やスイーツも、楽しいゲームももりだくさんで、その全部を素直に楽しむ大昇くんにわたしまでわくわくした。こんなに彼にぴったりな番組ってあるんだ!としっくりきた。

最終回のピアノ演奏もすっごくすっごくかっこよかった。努力をちゃんとものにする人。努力は人に見せず、着々とする人。音楽を愛し、音楽に愛された人。たくさん頑張ったことが自信になったのか、新しいプロフィールで趣味にピアノが仲間入りしていたのを見た時、とっても嬉しくなった。大昇くんはそうして全部、今後に繋げていく人。あなたが今までばら撒いてきたものが全てこれからの未来につながっていく。

 

春にはツアーもドラマもやったね。舞台でしか見たことがなかった大昇くんをコンサートで初めて見た。

会場へ向かう新幹線の中ではうきうきが止まらなかった。どんな大昇くんが見られるんだろう、どんな彼らを見させてくれるんだろう、もっと好きになっちゃうのかなーなんてふわふわした気持ちで名古屋についた。

そして、世界は愛に溢れていると歌い、始まったコンサート。彼らが歌うと不思議とそうなる気がしてくる。愛に溢れているよ本当に。演出も構成も大昇くんが携わったと知った時はびっくりしたし、これからも色々な景色を見せてくれるんだって約束みたいで、今後が楽しみになった。

名古屋の次は横浜、大阪とまわって、大昇くんってこんなにもかっこいいんだと思い知らされた。今まで見てきた大昇くんはかわいくて触れたら傷つけちゃいそうなくらい儚くて、大切にしないといけない存在だったのに、そんなのは微塵もなくて。20歳になるってこんなにすごいの?なんて答えの出ないようなことをずっと考えたりもした。わたしが今まで見てたかわいい大昇くんがそこにはいなくて少し寂しかったけど、変わらずにメンバーと笑い合って龍我くんにデレデレして、独特なワードを連発して、靴下にゴルフボール大の穴開いたよーとか洗濯したら放置しちゃうーとか自分には無頓着だったりするわたしの好きな大昇くんはたくさんいてちょっと安心した。

 

ドラマもツアーと並行してやったね。わたしたちが思うよりもっと、ずっと、忙しくて大変だったと思う。主人公に共感しながらも悩み、役に没頭する姿はもうすでに日高太陽そのものだったと思う。役になりきるのではなく、その人になる大昇くんの演技はやっぱり大好きだ。このドラマを通して美 少年とファンのみんなの大切な曲もできたよね。宝物がまた一つ増えたみたいでドラマが終わった後も大切に大切に聴いてるよ。

 

大昇くんはわたしが行ったことのない場所に連れて行ってくれたり、友だち作りが苦手なわたしにたくさんの素敵なご縁をくれた。大昇くんを好きになってなかったらこんな風にはなってないなと思うことばっかりで。落ち込んでは泣いてばかりだったわたしが、周りの人によく笑うようになったね、楽しそうだね、と言われるようになった。全部全部大昇くんのおかげ。大昇くんを通してわたしの世界は広がってるんだと思った。大きくて広く澄んだ空みたいに守ってくれてる気がする。

 

そして、一年が経ち、また夏がきた。季節を感じるのが難しいくらい全部が目まぐるしく過ぎていったんじゃないかな。今年の夏はジュニア合同コンサートをやったり、後輩の公演に出たりしたね。

合同コンサートでは堂々とステージに立って、胸張って美 少年です!と叫ぶ大昇くんに感動した。彼がいれば大丈夫かもしれないと強く思った。それに、わたしはわたしが思うよりも大昇くんや美 少年のことが好きなのだということもわかった。大昇くんは、ツアーの時とは比べ物にならないくらいかっこよくなってた。わたしの知らない大昇くんがまたひとつ、ひとつと増えていく。大人になるってこういうことなのかなってまた難しいことを考えるけど、それはきっと違くて。

大昇くんの中で何か意識の変化だったり、自信がついたり、自分のやり方みたいなものが確立してきたり、自分の見せ方がわかってきたりしたのかなと思ったりもするし、今の大昇くんはきっと彼のなりたかった自分に近づいているんだろうな〜とも思う。大昇くんの唯一無二の歌声がドームに響いた時、いつかこの6人とこの6人が好きな人たちだけの空間になりますようにと願った。

 

後輩の公演に出た時は彼らしい先輩ぶりを見せていたような気がする。同じ目線に立ちつつも先輩として見守るような関わり方をしていて、わたしも見習いたいなあってすごい勉強になったよ。人見知りな性格だからといつも言ってたけど、少しずつ直そうと頑張って色々な人と関わっていると前何かの雑誌で言っていたよね。それが実を結ぶかのように、後輩たちに慕われているのを見ると自分のことのように嬉しくなっている。これからもそうやってたくさんの人と関わって変わっていくんだろうな。

 

主演ドラマや24時間テレビのパーソナリティー、少年たちとか、たくさんの大きなお仕事も決まったね。

大昇くんはそうやって、どんどん輝きを増していく。さらに眩しくなっていく。そうして美 少年は大きくなっていく。その度にわたしは心からの「おめでとう」を伝えていきたい。

振り返ってみると、20歳の大昇くんはすーっごく素敵で大好きだった!!!

夜空に輝く一番星みたいに、大昇くんはいつだって強く逞しくきらきら輝いてる!!!

21歳の大昇くんはどんなだろう。どんな風に笑ってどんな風に歌うんだろう。挑戦してみたいことにあげていた、映画も叶うといいな。これからもずっとずっと見ていたい。見させてほしい。

この世界に生まれてくれて、アイドルになって、続けてくれて、本当にありがとう。わたしは大昇くんに出会えてよかったと心から思うし、とっても幸せなんだよ。難しいかもしれないけれど、どうか、悲しさや辛さとは無縁で、優しさや暖かさに包まれていられますように。傷つくことが少なくありますように。たくさんの幸せが降り注ぎますように。健康でいられますように。

21歳も絶対にいい年になる!!!大昇くんの21歳が輝かしい年でありますように。ずっとずっと願ってる。

 

毎年お誕生日は公演だったけど、今年は何もないね。ドラマの撮影が始まるのかな。どんな風に過ごすんだろう。またそうやって大昇くんのことを考えながら、守られながら、わたしも自分の生活を送っていく。

大昇くんが好きな人と好きなご飯がたくさーーーん食べられる一年だといいなあ。どうか健やかであれ。大好きだよ。